二千十四年六月
一日めん、めん、という音に気がついて、目を開けたらもう暗かった。さっきまで知らないビルのエレベーターホールであたふたしていたし、理科室みたいなところで男の子と混ざって着替えていたのに。バイトにはもう間に合わないみたいだったし、ぎばちゃんはよくわからないといった表情をしていた。
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